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冬の火災に要注意!

投稿日:2023.02.06

1年を通じて最も電気代が高い冬が近づいてきました。

冬は空気が乾燥しており、火事が多い時期でもあります。

今回は家電から火事が起きるケースをご紹介します。

 

冬で火災が最も多い家電

1位 電気ストーブ

 

 

 

火災の原因として多いのが、「トラッキング現象」です。

トラッキングとは、長い間差しっぱなしになったコンセントと電源プラグの間にはホコリがたまり、そこに加湿などにより発生した湿気が加わることで、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されることです。

これによりコンセントに接する絶縁部を加熱し、電源プラグの刃と刃の間に“トラック”と呼ばれる電気の道をつくります。

やがてはそこから放電をおこし発火。これがトラッキング現象です。

掃除をしている時、どうしてコンセントの周りに黒ずみができたりホコリが溜まってるんだろうと不思議に思うことはありませんか。掃除機を使った掃除をしていると、床掃除がメインになるので、コンセント周りやテレビの後ろ側など掃除を疎かにしてしまい『コンセントを長期間掃除していない』ことによって、他の部分より溜まっていると考えがちです。実はそうではありません。『タコ足配線』のコンセントにホコリがたまりやすいのも同じなのですが、電気コードの周りに発生している『電磁波』や『静電気』によりホコリを誘引している事が原因として考えられます。そこで、以下の対策をすると良いでしょう。

 

<4つの対策方法>

・電気コードをコンセントから抜く

・コンセント周りをこまめに掃除する

・タンスの裏側など、目の届きにくい場所のコンセントはなるべく使わない

・たこ足配線は止める

すぐにできることは、使っていない電気器具のプラグを抜くことです。差しっぱなしにしているだけで電気は流れているし、コードが重なることで熱を発生することもあります。もちろん、歩くときにコードが引っかかり、躓いたり物が倒れたりする恐れがあるので、常に心がけてもらいたいところです。

年末の大掃除は、配線の見直しも合わせて実施しましょう。意外と使っていない電気器具があったり、コードが傷ついていてすでにトラッキング現象の跡がついている場合があります。そんな時は、製品をメーカーや専門業者へ点検に出すことをお勧めします。

これらの対策は、火災を予防するために必要不可欠なことなので必ず実行して下さい。とくに一人暮らしの方は、延長コードでタコ足配線になりがちなので、自宅にある家電製品の見直しをおすすめます。

 

<火災防止の対策>

〜プラグの扱い〜

・差込みプラグを抜くときは、プラグ本体を持ちまっすぐに引き抜く。

・差込みプラグはしっかりとコンセントに差しましょう。隙間があるとホコリが入り込みます。

・コードの上にはものを載せないようにしましょう。コードに傷がついたり折れたりすると、感電や火災の原因になります。

・むやみにコードを束ねない。コードが過熱して火災を引き起こすことがあります。

・コードを柱などにステップル止めをするのはやめましょう。間違ってコードを傷つける恐れがあります。

・コンセントやコードには、使用できる電気量に制限があります。表示されている電気量を確認して使用しましょう。

・使わない電気製品のコードは、こまめに抜きましょう。

待機電力の消費が抑えられ省エネになります。

年末年始には帰省などで家を留守にする時間が長くなると思われます。

コンセントからプラグを抜くように意識しましょう。

この習慣が火災防止にも繋がります。

 

 

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