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直流と交流の違い【電気の基礎知識】

投稿日:2021.08.03

直流と交流の違いを説明する前にそもそも直流、交流とはどういう電流をさしているのか一緒にみていきましょう。

まずは直流です。

直流というのは時間が変化しても電圧が一定に保たれて向きが変化しない電流のことです。それに対して交流は時間とともに電圧や向きが変化します。変化するといってもでたらめに変化するのではなく、周期性といって同じような変化を繰り返すのです。

身の回りのもので電気関係というとパソコンやスマートフォンがまず思い浮かびますね。パソコンやスマートフォンは直流になります。

 

交流は、電圧がゼロになる瞬間があり、プラスとマイナスも変化します。

パソコンやiphoneなどのスマートフォンの電子機器に使用されている半導体素子は、電圧がある程度無いと動作せず、高い電圧では壊れてしまいます。 また、半導体素子は整流作用から発展したので、直流で動作するように作られています。

これは直流の安定性を利用しているからなんです。もし、交流を使って動かそうとすると周期的に画面が暗くなって、明るくなって、の繰り返しになってしまいますよね。このことを考えると身の回りの電化製品、テレビ、冷蔵庫、電子レンジなどはどれも安定した電流が必要ですね。このことから普段の生活で使う電化製品は直流電流で動いていることがほとんどです。

ちなみに電池も直列の電流を流します。一般にプラス、マイナスを合わせて使うものはすべて直流の電流を扱っているのです。

ただ、コンセントから供給される電流は交流になっています。コンセントは2つの端子を差し込んで使いますがプラス、マイナスは合わせる必要ありません。なぜ交流が使われているかというと電力を長い距離運ぼうと考えるときは交流のほうが有利な点が多いからです。もし電気料金を支払わない世帯があったとしたらそこへの電力供給はストップしなければいけません。そういったときに交流なら安全に設備に負荷をかけることなく電流を止めることできます。

ACアダプタという言葉を聞いたことがありませんか?ACというのは交流の意味で主に交流から直流に変換されるのに使います。パソコンやスマートフォンの充電は直流でないとできないので充電する前に直流に変換する必要があるのです。皆さんの充電器にもACアダプタは使われているはずなのでぜひチェックしてみてください‼︎

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