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電気が消えた!?ブレーカーが落ちた後の対処法

投稿日:2023.04.24

前回はブレーカーが落ちやすい家電と対策をご紹介しました。
今回はブレーカーの種類とブレーカーが落ちた時の対処法についてご紹介します!

ブレーカーの種類

家庭に設置されているブレーカーには、一般的に3つの種類があります。

アンペアブレーカー

電気を一度に多く使いすぎると落ちてしまって電気の供給がストップするのが、アンペアブレー カーです。契約アンペア数は電力会社との契約で決まっており、家庭の消費電力がそのアンペア数 を超過したときにアンペアブレーカーが作動します。

漏電ブレーカー

漏電ブレーカーは漏電を防止するための装置です。漏電ブレーカーが切れるときは配線もしくは 家電が漏電している可能性があります。

安全ブレーカー

同じ形のスイッチが複数並んでいるのが安全ブレーカーで、各部屋のコンセントへ続く回路ごとに 取り付けられている装置です。特定の回路で電気器具の故障によるショートが起きたり、許容電 流を超えた電流が流れたりしたときに電気供給を停止させます。

それぞれの対処法

アンペアブレーカーが落ちた時

アンペアブレーカーが落ちた時は、まず停電の原因と考えられる消費電力の大きい電気機器を特 定し、そのスイッチを切るか電源プラグを抜き、スイッチを上げてONにすれば完了です。一時的 に契約アンペア数を超えたために落ちただけなので、ブレーカーを上げればすぐに電気が使える ようになります。

漏電ブレーカーが落ちた時

漏電ブレーカーは、一般的に分電盤の中央付近に配置されているブレーカーです。名前の通り、家 の中のどこかで漏電が発生した場合に落ちます。

漏電ブレーカーを復旧させる時は、事故を防ぐためにも慎重に行わなければなりません。まず は、漏電している箇所を特定するため、アンペアブレーカー・安全ブレーカーも含めたすべてのブ レーカーのスイッチを切ります。

次にアンペアブレーカーをONにし、続いて漏電ブレーカーをONにします。その状態で安全ブ レーカーを1つずつONにしていき、スイッチを上げてもすぐに落ちる場所があれば、そこが漏電 していると考えられます。スイッチをONにできた場所では、安全に電気を使うことが可能です。

その後は専門業者に依頼し、漏電している疑いのある回路の点検・修理を行う必要があります。 (画像)

安全ブレーカーが落ちた時

安全ブレーカーが落ちるのは、対応する部屋・場所で電気を使い過ぎたり、ショート(短絡)が 発生したりした時です。

安全ブレーカーを復旧させる時は、まずどのスイッチが落ちたのかを調べましょう。停電した部屋 に対応するスイッチが落ちていることを確認したら、その部屋の電気機器の電源をすべて切り、電 源プラグもコンセントから抜きます。その状態で、落ちている安全ブレーカーのスイッチを上げて 再び落ちなければ、ひとまず復旧完了です。

後は、使用する電気機器のみをコンセントに接続し、電源を入れていきます。ただし、電源コー ドなどに傷や焦げが見られる電気機器はショートしている可能性が高く、ブレーカーが落ちた原 因と考えられるため、コンセントに接続してはいけません。その後も、点検・修理しない限りは 使用を避けるべきでしょう。

ブレーカーが落ちた時は急に停電になるので、パニックになってしまうこともあるでしょう。し かし、多くの場合は個人でスイッチを上げて復旧させられるので、落ち着いて行動することが大切 です。

ブレーカーに関してわからないことや疑問点があれば、気軽に専門業者に相談してみましょう。

 

 

 

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